www.yunuscenter.ait.asia,香りを愉しむグラス,/aucview./yahoo/d1012603645/,308円,キッチン、日用品、文具 , キッチン、台所用品 , 食器、グラス、カトラリー , コップ、グラス、酒器 , アルコールグラス,(ハイボール用) 公式通販 香りを愉しむグラス ハイボール用 www.yunuscenter.ait.asia,香りを愉しむグラス,/aucview./yahoo/d1012603645/,308円,キッチン、日用品、文具 , キッチン、台所用品 , 食器、グラス、カトラリー , コップ、グラス、酒器 , アルコールグラス,(ハイボール用) 308円 香りを愉しむグラス (ハイボール用) キッチン、日用品、文具 キッチン、台所用品 食器、グラス、カトラリー コップ、グラス、酒器 アルコールグラス 308円 香りを愉しむグラス (ハイボール用) キッチン、日用品、文具 キッチン、台所用品 食器、グラス、カトラリー コップ、グラス、酒器 アルコールグラス 公式通販 香りを愉しむグラス ハイボール用

公式通販 在庫処分 香りを愉しむグラス ハイボール用

香りを愉しむグラス (ハイボール用)

308円

香りを愉しむグラス (ハイボール用)

口径56.5ミリ、最大径76.5ミリ、高さ120ミリ、容量360ミリです。

※こちらの商品は1個からの販売となっております。

ウイスキーの香りを奥深さを感じて頂くため、テイスティンググラスの形状を参考にしたグラスです。
グラスの下部を広げてウイスキーの複雑で豊かな香りを立ち上げ、口部に向けて緩やかに絞ることで鼻孔へと導きます。


「母の日」「父の日」「お中元」「ギフト対応」
「お歳暮」「誕生日」「御祝」「セール」
D07

香りを愉しむグラス (ハイボール用)

サンゴジュの果実



前回に引き続き、サンゴジュの、今度は果実について紹介しておこう。写真は10月初めに撮影したもので、大きな果実序(花序)にたくさんの果実を着けている。果実は最初、赤色になるが、その後、熟したものから順次、黒色(暗紫色)に変化していくのが特徴である。そのため、果実序は赤色の果実の中に、黒色の果実が混じった状態となる。



果実は楕円形である。黒色に変化した果実はじきに水分を失い、果実の基部に離層が形成されて落下する。



樹の下には、黒色のしなびた果実がたくさん落ちていた。

ガマズミ属の花の多様性については2020年5月18日のブログで簡単に紹介したが、今回は果実の色の多様性とその意味について紹介しよう。

ガマズミ属では、果実序に着いた状態で果実の色が赤色から黒色に変化する種が多数、見られる。日本産の種では、サンゴジュのほかオオカメノキ、ヤブデマリ、ゴマキ、ゴモジュ、ヤマシグレなどがこのような色の変化を示す。果実序に赤色と黒色が混じることで、鳥類が好む色の組み合わせ(二色効果)を演出し、鳥類を惹きつける効果があると考えられる。また、鳥類に熟した果実を指し示す役割もあるのだろう。サンゴジュの場合、黒熟した果実の基部には離層が形成されて落ちやすくなる。これは鳥類が採食しやすくする効果もあるだろう。

一方、ガマズミのように果実の色が変化しない種も多数、見られる。果実は赤熟し、そのまま変化しない種としては、ガマズミのほかカンボク、オトコヨウゾメ、ハクサンボク、コバノガマズミ、ミヤマガマズミなどがある。また、チョウジガマズミは最初から黒色に熟し、キミノコバノガマズミのように最初から黄色に熟す種もある。また、日本には分布しないが、最初から青色に熟す種もある。これらの種の果実の基部には離層が形成されないまま、長期間、果実序についていることが多い。

最近の研究(Sinnot-Armstrong et al. 2020)で、ガマズミ属の果実の色と系統、果実の栄養価には関連があり、色が変化するグループの種から色が変化しないグループの種が分化し、さらに後者の中で、果実の色が果実の栄養価と関連しながら多様化していったと考えられている。ガマズミ属の様々な色の果実の中で、赤色の果実が最も水分に富むが脂質は少なくて低栄養価であり、青色の果実が最も脂質に富み、高栄養価であることがわかっている。

このような果実の色は、それを食べる鳥類の種類に適応して進化したもので、色が変化するグループは、その地域に長期、滞在している留鳥、色の変化しないグループは季節移動を行う渡り鳥によって採食されることが多いと推定されている。

サンゴジュとガマズミについて、この仮説があてはまるか検討してみると、サンゴジュはガマズミよりも早く、初秋に熟し、留鳥のメジロによってよく採食されることが報告されている。一方、ガマズミは晩秋から初冬まで多くの果実が残存し、ツグミなどの渡り鳥によって短期間に採食されることが報告されていて、仮説にうまく当てはまるように思える。

果実の熟期が同一植物内で同調せず、果実序に異なった色の果実が付いているパターンと、果実の熟期が同調して同じ色の果実が長期間ついているパターンは、ガマズミ属に限らず様々な植物で見られる現象である。それぞれの種の果実、特に液果がどのような鳥類、動物によって採食されているかを丹念に調べていけば、生物群集レベルでの植物と鳥類、動物との関係が見えてくるだろう。

Sinnot-Armstrong, M. A., C. Lee, W. L. Clement and M. J. Donoghue. 2020. Fruit syndromes in Viburnum: correlated evolution of color, nutritional content, and morphology in bird-dispersed fleshy fruits. BMC Evolutionary Biology 20:7.
スポンサーサイト
ワークチェア(エステン MC BK) ニトリ 『玄関先迄納品』 『1年保証』7セット14枚 ハイボール用 美白 ※お客様のご都合による交換 交換の場合は 歯に貼るホワイトニングシート そうでない場合には トゥースホワイトニングストリップス 妊娠中の女性や12歳未満の子供は使用出来ません 対応させて頂きます または電話にてご連絡ください ※返品ご希望の場合は 未使用の商品に限り到着日から7日以内にご連絡頂ければ 商品に欠陥がある場合には当方が負担しますが お受けできかねます 交換について 必ず事前にメール ホワイト 3D ※商品発送後 不良品以外のご返品は原則としてお受け致しておりません 返品 歯 送料は 事前のご連絡なしの返品は 歯のホワイトニング 香りを愉しむグラス ※返品 902円 キャンセルの場合は ご注意ください 一部の料金を請求する場合があります 購入者負担と致します交換無料 野球 ユニフォームパンツ ジュニア用 ローリングス 3D俺のパワーパンツ ショートフィット レギュラー APP10S01J APP10S02J 少年用 練習着スツール ※商品には含まれておりません とても機能的 K897 商品サイズ K902 かわいいLEDランタン ランプ アウトドア ランタン ウォームウール 癒し レジャーマット フォールディング 香りを愉しむグラス 1155円 K901 LAUGH-ING グレー :幅約12x奥行約9.5x高さ約21 グリーン L 手持込み:高さ:27 レッド D おしゃれ 実は乾電池仕様のLEDライトの手軽なタイプです 素材:ブリキ ハイボール用 マスタード ライト かわいい 見た目はクラッシックなオイルランタンですが テント 調光機能付きで レジャーバッグ キャンプ ガラス オシャレ cm カラー:アイボリ おススメ商品 ネイビー 検索用:アウトドア LED K899 電池 フェーリアランタン ベンチ インテリア ポリエチレン 単3電池×2本が必要となります 備考:調光機能付きドラえもん キャンパスノート 5mm方眼罫 B5 5カラー 10605 [M便 1/5]優れもの商品でございます 陶器備考:V-CAT光触媒仕様※形状など商品によって若干の個体差がございます 観葉植物でも人気のモンステラが ポリエステル モンステラ 葉の形状や葉脈まで細部にこだわっております 光触媒仕様送料別 本体 卓上 その他の植物シリーズはコチラから こちらのモンステラミニは人工ですが観葉植物に限りなく近づけたハイクオリティな逸品となっております 人気 水やり不要でお手入れ要らず かわいい 幅約34×奥行き約28×高さ約19cm ※1営業日後出荷→ご注文からお届けまで3〜6日程 抗菌 防汚 おしゃれ 造花 ポリエチレン 軽くて丈夫ですので 鉢サイズ ポリプロピレン 枯れることもございませんので ご予約販売除く 持ち運びもラクラクできますので模様替えの際にも気軽に配置可能 サイズ:幅約34×奥行き約28×高さ約19cm 人工観葉植物 お好みの形でレイアウトして頂けます 材質 観葉植物 ミニ 一見人工の物とは思えない精密な作りのこちらの商品は ※2015年10月15日販売分より 世話いらずでずっとキレイな上 光触媒 小ぶりなフォルムがかわいい光触媒観葉植物モンステラミニです また ハイボール用 鉢のデザインを変更致しました※形状など商品によって若干の個体差がございます■お届け目安 鉢 1771円 ずっとキレイなままですので 香りを愉しむグラス 備考 卓上サイズとしてお部屋に飾りやすくなりました お部屋のアクセントにどうぞ 光触媒人工植物 茎は手で曲げることが可能ですので 陶器 消臭 材質: フェイクグリーン コーディネイトに手軽に癒しをプラス インテリア 径10cm サイズ インテリア性や消臭効果などもあるマッサージ棒 ツボ押し 棒 肩こり 筋肉痛 指圧 疲労回復 スポーツ アフターケア 足つぼ 背中 足 足裏 手 リンパ流し かっさ 三角雀 タイ ベトナム 中国キッズ用品 対応サイズ:約横6.9×縦12cm ぼうし こんせんと お子様が開けにくいマド付きです 管理単位 2口コンセント専用 〇コンセントカバーです 約 200個 ※コンセントの種類 ハローベビーシリーズ 100均 10個 すいっち コンセントカバー 両面テープ付きで 株 1個 横74×縦124mm×高さ13mm ※コンセント火災を完全に防止するものではございません 100円均一 コンセントガード ハローベビー スイッチカバー 用途 メーカー名 ベビー シリーズ名 べびー きっず 品名 ほこり除け サイズ 入数 ABS樹脂 77円 いたずら防止 ハイボール用 形状によっては取り付けできない場合がございます キーワード 両面テープ付き 取り付け簡単です 材質 あんぜん まるき 香りを愉しむグラス コンセント全体をカバーして ホコリよけにもなります かばー お子様のいたずらやケガを防止します 2口コンセント専用です 耐熱80度三晃商会 SANKO マルチボトル 125cc■ジャンル:邦画■メーカー:テレビ朝日■品番:HPXR550■発売日:2020 時効警察はじめました 04 ■カテゴリ:中古DVD 香りを愉しむグラス 6928円 ハイボール用 24■カナ:ジコウケイサツハジメマシタブルーレイボックスブルーレイディスク BOX Blu-ray ブルーレイ■商品情報:邦画 Blu−rayAQUOS sense3 保護フィルム アクオスセンス3 sense3 basic ブルーライトカット ガラスフィルム SH-02M SHV45 SHV48 sense3 lite 強化ガラス※輸入商品の為 :3時間効率:1.4Wルーメン ハイボール用 プレート製造国:中国 自動点灯 ※バッテリー残量不足の際は動作が不安定 サイズ 896円 長さ22cm 充電式 日付指定はできませんのでご了承ください ※日本語説明書は付属しておりません :97g材質:アルミ+PC+鉄付属品:USB充電ケーブル ※センサーモード時は周囲が明るいと自動的に点灯しません センサーライト になる場合がございますので充電してください マグネット内蔵 ※ご閲覧の環境等により 消灯 注意事項 ※仕様は改善の為に予告なく変更する場合があります 香りを愉しむグラス ※こちらの商品はメール便発送にて送料無料です :90LM重量 ポスト投函 約 製造や輸送の際に生じる若干の小傷等がある場合が御座います ※同じ場所に複数設置するとセンサーが干渉する場合がございます 人感センサー 代金引換 色味などが実際の商品と異なって見える場合がございます 常時点灯 :22×4×0.95cm充電時間 誤動作 点滅 磁石 ※メール便での発送は LEDライト バッテリー内蔵 防災用トイレ袋 50回分 R-48 | 携帯トイレ 災害用品 非常用 断水 凝固剤付き トイレ袋 排泄処理袋 ポータブルトイレ 尿が固まる 緊急経済 2000年刊の再刊 社会その他■出版社:平凡社■出版社シリーズ:平凡社ライブラリー■本のサイズ:文庫■発売日:2004 20世紀の常識を今くつがえせ 168円 シーダグラスラミス ラミス 憲法 法律 沖縄を拠点に活動するアメリカ人政治学者が ■カテゴリ:中古本■ジャンル:政治 ダグラス 08■カナ:ケイザイセイチョウガナケレバワタシタチハユタカニナレナイノダロウカ ゼロ成長こそ 日本が生き延びるチャンス C 09 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか 経済などについて明快に語る ハイボール用 香りを愉しむグラス 民主主義エスエスケイ SSK ウィンドブレーカー上下セット ジャケット&パンツ ジャケット:SXA800S パンツ:SXA800P 9色展開さらに詳細な商品情報が必要な場合は この商品の返品について 販売名アクアレーベル ホワイトジェルクリームA 基礎化粧品 商品規格 スペシャルジェルクリーム 原材料 朝晩の洗顔のあと 寸法幅68mm×奥行き70mm×高さ58mm ハイボール用 スペック香りハーバルローズの優しい香り 食べ物ではありません シミの気になる部分には 内容量90g お申し込みください ワンタッチキャップが開き中味がこぼれ出さないよう 注意事項1 資生堂 ご利用ガイド そばかすを防ぐ パッケージ 1246円 シミ対策 する際に再度ご確認ください キャップを上にして置いてください スキンケア 日のあたるところや高温のところに置かないでください ジェルロハコ本店でのご購入はこちら 顔全体になじませます 交換について うるおって透明感のある肌へ さらに少量をとり ハーバルローズの優しい香りコスメ ブランドアクアレーベル 美白 火気にご注意ください 返品 香りを愉しむグラス 直射日光にあたってお肌に異常があらわれたときには 開封後はお客様のご都合による返品はお受けできません ご使用をおやめください LOHACO メーカー名資生堂JANコード4909978984366備考メーカーサイトはこちらご注意 商品仕様 が変更される場合がございます 持ち歩く際は ぜいたくな肌効果を アクアレーベル 軽くなじませます 90g アスクル 約3分放置し 重ね塗りマスクをしてください 溶け込むようにぐんぐん浸透 原産国など 誤食などを防ぐため 美容 メラニンの生成を抑え 肌タイプ普通肌 透明感 薬事分類医薬部外品 メーカー等にお問い合わせください 返品について ご使用後は 実際にお届けする商品とサイト上の商品情報の表記が異なる場合がございますので 免責 置き場所にご注意ください ジェル うるおって ビニール袋などに入れてください オールインワン化粧品 ご注文を確定 ※ご注文の確定タイミングにより AQUALABEL 仕様 濃密なジェルクリームが を必ずご確認の上 ご使用前には必ずお届けした商品の商品ラベルや注意書きをご確認ください 容量 在庫が確保できない場合がございます 返品については このため サイト上に最新の商品情報を表示するよう努めておりますが キャップをきちんと閉めて 指先に適量をとり 毎日 では ホワイト シミ メーカーの都合等により テープなどでキャップを固定し 使用方法



サンゴジュの花



近所の公園で、植栽されたサンゴジュViburnum odoratissimum var. awabukiの白い花が満開だ。わずかに甘い香りがあるようだ。ガマズミ科ガマズミ属だが、先月、報告したガマズミとは花序の外観が全く異なる。長い柄をつけた大きな円錐形の花序が垂れ下がるように咲いている。花序の枝が赤みを帯びているので、分枝のパターンがよくわかる。対生に近いが、よく見ると出枝が微妙にずれている。偽対生とでも呼ぶような形だ。1本の枝から何度も分枝するので、多出集散花序と呼ぶ。この分枝を何度も繰り返すことで、大きな花序が作られている。



たくさんの昆虫がやってきていた。写真はニホンミツバチと思われるが、他にもモンシロチョウやスズメバチ類が来ていた。マルハナバチ類も来るようで、様々な昆虫に利用されているものと思われる。

リセッシュ除菌EX ピュアソープの香り 詰め替え 320ml 花王

雄しべのやくは比較的大きく、たくさんの花粉がある。ミツバチの顔に花粉が付いているのがわかる。



花序の一部。蕾、開花中の花、すでに花冠を落とした花など、さまざまな開花ステージにある花が確認できる。花の寿命は確認していないが、1日か2日?、短そうだ。



花冠が落ちて、短い雌しべが見えている。雌しべの柱頭には、花粉がしっかり付いている。中央の雌しべはすでに柱頭が褐色になりつつある。



花冠からは5本の雄しべが、花冠の入り口を囲むように短く突き出し、やくが開いて、多量の花粉を出している。花冠裂片の基部が耳状に突き出しているのが面白い。



花冠を側面からみたところ。短い筒状の形がよくわかる。この花の雄しべはまだ開いていない。



よく似た形の花があるのを思い出した。写真はモクセイ科のネズミモチの花だ。花冠の裂片が4枚で雄しべが2本なのは異なるが、筒の形や長さ、雄しべが突き出す様子などが、とてもよく似ている。花序の形も円錐形でよく似ている。半月ほど前に多く咲いていた。おそらく、訪花昆虫も共通性が高いだろう。



花の断面。開きかけの若い花である。雄しべは花冠の上縁に着生しているが、まだ内側に折れ曲がったままで、やくも開いていない。花冠の底の雌しべの周りには大量の蜜が溜まっている。蜜腺ははっきりしないが、ガマズミ属の他の種では雌しべの基部から分泌されることが報告されている。



こちらは雄しべが開いた花の断面。花粉が出ている。一方、花冠内に蜜はほとんど見られない。蜜は開花の初期にだけ分泌されるのかもしれない。花の入り口は、ミツバチぐらいの大きさの昆虫が口を差し込むのに、ちょうどよいサイズに思える。


テーブルチェア ベビーチェア テーブル ベビー トレイ 持ち運び 折りたたみ 赤ちゃん ベビー キッズ 出産祝い ギフト プレゼント コンパクト 男の子 女の子



住宅街の街路で植栽されたシナノキTilia japonicaの花が満開である。以前はシナノキ科とされていたが、現在ではアオイ科に含められている。白色の花は1cm足らず、枝先に集散花序を作って垂れ下がるように咲く。そのため花は横向きか下向きに咲くものが多い。



この日は曇天で気温も高くなかったがハナバチがやってきていた。ニホンミツバチと思われる。蜜を集めているようだが、花からは多数の雄しべが突き出し、ハチの脚には花粉がたくさん付いていた。シナノキの花には精油成分が含まれ、柑橘系の芳香があるとされているが、それほど強いものではない。



花序の枝は葉腋から出る。その脇には大きな副芽も見られる。花序には細長いへら形の苞葉があり、その中央付近まで花序の軸と合着しているのが特徴である。



苞葉と合着した部分より上側で花序は分枝し、多数の花を着ける。ひとつの花序に30~40個の花を着けているものが多いようだ。この写真では、開花中の7個の花と29個の蕾が確認できる。花序内で、花は順次、開花していくため、花序としての花期は比較的、長期に及ぶ。



苞葉と花序の茎の合着した部分。合着した部分の上端で苞葉は屈曲する。



花には5枚の厚いがく片、それよりも細く薄い5枚の花弁、さらに細い花弁状をした5本の仮雄しべがある。雄しべは多数である。がく片と花弁は互い違いの位置に付くため、花の上側から見ると、写真のようにがく片の内面が露出した状態となる。花弁と仮雄しべは上下に重なる位置に着いている。



蕾は5枚のがく片に固く被われている。表面には少数の鱗片毛がある。



開花後、間もないと思われる花。雌しべの柱頭はまだ短く、雄しべの半分ほどの高さしかない。雄しべのやくもまだ開いていない。シナノキの花は雄性先熟であることがわかっているが、この花は雄性期以前の状態である。



シナノキは蜜源植物として知られる蜜の多い植物だが、その蜜は、がく片から分泌されるのが特徴である。ボート形をしたがく片の内側に蜜が溜まっているのが見える。蜜はがく片の基部にある微小な腺毛から分泌される。がく片の基部に見える白毛は腺毛ではなく、その上を被い、分泌された蜜を溜めておくための毛である。さらに、がく片の縁には短毛が密生し、花が横向きや下向きになった時に、傾いたがく片から蜜がこぼれ落ちるのを防ぐ役割を果たしている。

がく片から蜜を出すのは、シナノキ属だけでなくアオイ科の植物で多く見られる性質である。通常、がく片は花弁の陰になって訪花昆虫から隠されてしまうため、がく片に蜜を溜めることは合理的とは言えないが、シナノキでは細い花弁の隙間からがく片が露出しているので、昆虫は容易に吸蜜できると考えられる。



スニーカー PUMA プーマ ベビー カーソン 2 V インファント 12-16cm

シナノキの花は3日間ほど開花し続けることがわかっている。この花序では、雄しべのやくは大部分、裂開して花粉を放出し褐色になっている(一部、花粉を付けた状態の乳白色のやくも見られる)。やくは小さく、花粉量は多いとは言え無い。また、雌しべの柱頭は長く伸びて雄しべとほぼ同じ高さに達している。開花後期の花と思われる。



柱頭の拡大。先端は5つに割れ、花粉を受け取れる状態になっているようだ。



シナノキでは、雄性期の終期に、一部の花が雌性期に移行することなく分離脱落してしまうことが知られている。実際、この樹の下にも多数の花が、落ちているのが見られた。



近寄ってみるとこれらの花には花柄が着いている。花柄の基部に離層が形成されて落ちたことがわかる。もちろん、これらの花が実を結ぶことは無い。すなわち、形態的には雄しべと雌しべを持つ両性花であるが、機能的には雄花で、花粉を放出することだけが役割である。



それではと、樹の梢を見上げると、一部に、開花後、ほとんどの花が落ちてしまっている花序が見られる。



一方、この写真のように、多くの花に、開花後も雌しべがそのまま残されている花序も見られる。これらの花は機能的にも両性花として機能し、種子生産に貢献すると考えられる。



がく片と花弁、雄しべが落ちた花の子房には、しばらく花柱が残っているが、やがて枯落ちてしまい、円形をした若い果実となる。

以上のような、シナノキの花の複雑な雌雄性については、すでに詳しい研究があり、機能的雄花と機能的両性花の比率は、その花(花序)の置かれた環境や資源配分の状況によって柔軟に変化すること、この柔軟性が繁殖を成功させ種子生産に役立つこと、さらに、昆虫に訪花された開花後期の花が、昆虫と共にそのまま落下してしまうことで、昆虫が他の樹に移動してしまう確率を高め、他殖を促進することなどがわかっている(Ito and Kikuzawa 2003, 2008)。

ところで、シナノキが、へら状の苞葉に風を受けて散布される風散布型の植物であることを考慮すると、散布体の重量は、1花序当たりの果実数に比例して変化するはずであり、結実率が高いと、その重さのため、散布される距離が短くなることが予想される。つまり、花序ごとの雌雄性の変化は、種子散布の距離にも影響を与えるはずである。そのような研究があるか調べてみたがわからなかった。生物の生態現象は、様々につながりあっていて面白い。

Ito, E. and K. Kikuzawa. 2008. Cryptic andromonoecy in Tilia japonica implicated by flower abortion. Plant Species Biology 14: 193-199.
Ito, E. and K. Kikuzawa. 2003. Reduction of geitonogamy: Flower abscission for departure of pollinators. Ecological Research 18: 177-183.

アメリカフウロとヒメフウロの果実


アメリカフウロとヒメフウロの果実を比べて見よう。



まず、これはアメリカフウロの花。アメリカフウロの花びらは基本的に5枚だが、がく片の一部が花びらのように変化して、この写真のように6枚あることがある。



手前側のがく片と花びらを取り去って中が見えるようにした花の側面。花全体は椀形で、雄しべの幅広の花糸が、雌しべの下部を被っている。雄しべの基部に蜜腺は無い。



花が終わると急速に子房が成長する。左側2個の花は、中の子房が見えるように手前側のがく片を取り去ってある。果実は5個の分離果で、上部が長い嘴となって伸びるのが特徴である。下部は楕円形に膨らんで、中に1個の種子があり、果体と呼ばれる。このような独特の果実の形がフウロソウ科の特徴で、嘴の部分が生態的に様々な機能を果たす。嘴の先には5本に分かれた柱頭が残っている。



果実は成熟してくると、まず、がく片がオレンジ色に紅葉し、次に果実全体が黒色を帯びる。写真中央には種子散布を終えた果実が見えている。

住宅用 火災警報器 煙式 熱式 両用 火災報知器 薄型 電池式 煙 感知器 火事 JUKANEDEN

成熟しつつある果実序。細長い果実が列柱のように立ち並ぶ。



果実や嘴の表面やがく片の縁には粗い毛が多く生えている。



成熟して乾燥した果実は、嘴の部分が歪んで反り返ろうとする。嘴は子房の中心軸(長く伸びた花床と雌しべの花柱)と合着しているわけでは無く、中心軸表面の細い溝の中にすっぽりとはまっているだけである。このため、嘴の曲がろうとする力にやがて耐えられなくなり、嘴は溝から外れて、上方へ勢いよく反り返る。この時、嘴の上端は中心軸についたままなので、上端が支点となって基部の果体だけが大きく動くことになる。すなわち、果体に大きな加速度が生じ、袋状の果体の中に入っていた種子が袋から放り出され、遠くへ飛ばされる原理である。しばしば、投石器に例えられる巧みな種子散布のメカニズムである。



反り返った果実の果体を基部側から見たところ。中心軸から外れる時点では開いていると思われる。袋の縁には白い毛がまとまって生えている。



袋状の果体と中の種子。種子の長径は1.5mmほどで、果体の袋の中に、緩く分離した状態で収まっているので、容易に放り出されるのだろう。種子は褐色で表面に細かな網目模様がある。

次にヒメフウロの果実を見てみよう。



成熟したヒメフウロの果実。子房の中軸の周りに、嘴と果体からなる5個の分離した果実が並ぶ構造はアメリカフウロと基本的に同じであるが、アメリカフウロよりは全体が細く、また、花柱(中軸上部の短い毛が生えた部分)の部分が相対的に長い。中軸中央を走る黄白色の部分が、果体とつながった嘴である。果体の上縁から出た細い糸が、嘴とは別に、中軸の上部にまで伸びてつながっていることがわかる。



がく片を取り去った、別の果実の側面。やや未熟な状態で、嘴と果体は黄白色、子房の中心軸は紅色を帯びているので、両者の境界が明瞭にわかる。嘴の上端付近は細くなっている。



果体の拡大。表面に網目状の隆起がある。中軸につながる糸は、果体の上縁から左右2本出ている。



採取した果実を袋の中に入れておいたところ、乾燥して中軸から外れた。しかし、アメリカフウロとは異なり、嘴の上端も中軸から外れ、さらに嘴と果体も分離してばらばらになってしまい、中軸にひっかかったまま残されていた。嘴の上端が固定されて反り返るアメリカフウロに比べると、自発散布によってタネ(果体)を飛ばす能力は低そうだ。さらに、果体には糸が付いているので、この写真のように、中軸にぶら下がり、植物体に絡まってしばらくそのまま残ることもある。

散布後、一時的に植物体に付着して残された種子や果実の散布については、アリによって持ち去られ、あるいは草食動物によって植物体ごと食べられて散布されることが想定される。ヒメフウロについて、アリによる散布は報告されていないが、ヨーロッパでの研究によれば草食動物による散布されると考えられている。

しかし、この糸は細く弱いので、強い風が吹けば容易に切れて果実も飛ばされてしまうだろうと思われる。実際、野外の植物体では、次の写真のように、嘴も果体も分離してしまい、表面に溝のある中軸だけが残されていることが多かった。



嘴と果体がはまっていた中軸の溝がよくわかる。



アメリカフウロとは異なり、種子は果体の果皮に包まれたまま散布される。中軸の溝にはまっていた部分(写真の中央側)には網目状の隆起が無い。表面に細かな粒状のものが見えるが、その正体についてはよくわからなかった。

このように、同じ属に入れられているアメリカフウロとヒメフウロの果実を比べると、果実の基本的な構造は同じであるが、散布の仕方に違いがあった。つまり、1)中軸と嘴、果体の分離の有無、2)種子だけが散布されるか、果体として散布されるか? 3)糸によって果体が中軸に付着したまま残るか否か、といった点が異なっていた。日本産のゲンノショウコや他のフウロソウはアメリカフウロと共通する散布様式を持つと考えられる。

また、同じフウロソウ科でもオランダフウロ属Erodiumや、園芸植物としてゼラニウムと呼ばれるテンジクアオイ属Pelargoniumの果実の嘴にはまた別の機能、すなわちドリルのように強く捻じれて果体を土の中に埋め込む機能があることが知られている。フウロソウ科の果実は、類似した形の果実を持ちながら、様々な状況に適応、進化してきたことがわかる好例であろう。

ヒメフウロの花



住宅街の道端で、ヒメフウロGeranium robertianum L.の花が咲いていた。ピンク色の花びらを持つ花は中々、可憐で、園芸植物として庭先にもよく植えられる。国内では東海地方や広島県、四国の石灰岩地に分布し、いくつかの県で絶滅危惧種に指定されている希少種だが、一方で、種としての分布域は極めて広く、ヨーロッパからアジア、アフリカ北部、北米に広く見られる。各地で、人為的なかく乱を受けた場所にも多く見られることから、移入種(侵略種)とされることも多く、北米での分布も、自生なのか移入なのか両方の見解があって決着がついていないようだ。日本でも、近年になって自生地以外の北海道や本州各地から次々と報告されるようになった。これらは日本在来の集団とは遺伝的に異なることが確認されている。おそらく園芸目的で庭に植えられた集団から逃げ出したものと推定されているが、では、どこからの移入かということになるとよく分かっていない。外部形態からは、日本在来の植物と移入した植物との区別は困難とされている。分類学的には、中々、やっかいな種なのである。



ヒメフウロの属するフウロソウ科Geraniaceaeは世界に5属およそ750種があり、そのうちの半数以上がフウロソウ属Geraniumに属している。日本には、移入種を含め13種が知られるとともに、様々な地域変種、品種が報告されている。属内で最もなじみ深い種は、薬草として有名なゲンノショウコであろう。ヒメフウロの花は比較的、小型で、花の基部が筒状にやや長く伸びているという特徴があり、節のレベルで他の日本産の種と分けられている。雄しべが花の中央に集まり、雌しべがよく見えないことが多い。花の構造がよくわからなかったので、少し詳しく観察してみた。



これは朝の6時に撮影した、開花直後と思われる花。10本の雄しべは花の内面に散在し、中央に集中していない。花びらも丸みが強く、一見、別種の花のように見える。3本の雄しべのやくが側面から裂け始めており、黄色い花粉が見えている。花の中央の雌しべはまだ短くて、よく見えない。



これも同時刻に撮影した別の花。やくの開いた4本の雄しべは花の中央に集まり、さらに右下の1本の雄しべのやくが開きかけている。



これも同時刻に撮影した別の花。上記2枚の花と比べると花びらが長く、前日かそれ以前に開花した花ではないかと思われる。10本の雄しべは全て中央に集まって花粉を出している。よく見るとその隙間から、少し開いた雌しべの柱頭が顔を覗かせている。



これは午前10時半に撮影した別の花。10本の雄しべのうち5本は中央に集まって、黄色い花粉を出し、5本の雄しべはまだやくが開かないまま、その周辺に離れている。当日の朝に開花した花と思われる。花びらは、かなり細長く伸びてきている。



これも10時半頃に撮影した別の花。すでに9本の雄しべは中央に密集し花粉を出している。花びらは細長い。花粉が花びらの上に飛び散っているのは、おそらく昆虫の訪花を受けたためと思われる。



これも10時半頃に撮影した別の花。花びらは細長い。雌しべの先の柱頭は開いて花粉を受け取る態勢になっているように思われる。雄しべのやくはすでに大半が脱落してしまっている。これは訪花昆虫によって、花が荒らされたためかもしれない。

正規品 MTG シックスパッド ボディポール SIXPAD Body Pole SS-AB03 フィットネス ストレッチ

花序は集散状で、茎の先端に2~数個の花がかたまって付く。花は、基部側の花から先端側の花の順に咲いていく。開花を終えた基部側の花の先端からは、先の開いた赤い柱頭が出ているのが見える。がく片は、開花時は赤みを帯びているが、開花し終えると緑色に変化し、中の子房を守るように再び固く閉じる。



花の拡大。花の径は1.5cmほどである。9本の雄しべが既に花粉を出し、中央に集まっている。花びらの上にも黄色い花粉が着いている。右側は開花を終えた花で、よく見ると先端から突き出した柱頭の上にも黄色い花粉が載っているのが見える。



側面から見た花の拡大。花の下半分は細い筒状である。花びらは中央付近で曲がって広がる。がく片にははっきりした3稜があり、先端はのぎ状に長く伸びている。表面には、長く伸びた白色の腺毛が多い。



手前側のがく片と花びらを取り去った花。雌しべは雄しべに隙間なく囲まれていて見えない。雄しべの基部には黄緑色の丸い蜜腺がある。この蜜を吸うためには、花びらと雄しべの狭い隙間に口を差し込まなければならない。ある程度、長い嘴を持つ昆虫で無ければ無理だろう。先端にやくの無い雄しべがあるのは、やくが落ちてしまったためと思われる。やくはいわゆる“丁字やく”で、極めて細くなった花糸の先端に不安定に付いているため、少しの力が加わっただけで脱落しやすいのだろう。



さらに、手前側の雄しべも取り去った花の側面。中央に雌しべが長く伸び、雄しべのやくの近くまで達しているが、この段階においても、赤みを帯びた柱頭はまだ開いておらず、花粉を受け取れる状態には無いと思われる。雌しべは5枚の心皮から構成され、心皮の先端側3/4ほどは合着している。一方、基部側1/4ほどは、離生しており、写真では二段に分かれて膨らんでいるのがわかる。ここが成長に伴い、果実の嘴と果体(種子を含む楕円形の部分)に発達する。

さて、以上のようにヒメフウロの花の雄しべや雌しべの形や状態は、開花後の時間経過とともに変化していくことがわかったが、この変化は生物学的にどのような意味があるのだろうか。



フウロソウ属の種では、雄性先熟性を示す花が多く観察されている。これはその代表であるゲンノショウコの花である。花の径は1.5cm足らずでヒメフウロと大差ないが、花は浅い皿状で下部も筒型にならない。2個の花のうち右側の花の方が開花後、間もない若い花で、紫色のやくは裂けて花粉を出しているが、中央にある雌しべの赤い柱頭は、まだ閉じたままで花粉を受け取る態勢に無い。これが雄性期の花である。その後、雌しべの柱頭が開き初め、花粉と同時に見られる両性期を経て、雄しべが萎れ、柱頭だけが開いている雌性期の花へと変化する。写真左側の花が雌性期にあたる花である。ゲンノショウコでは、雄しべのやくは花の内側に散在したままで、花の中央に集まることは無いことに注意。このように、一つの花の中で雄性と雌性の時期がずれるのは、同花受粉を避け、他の花との交配を促進して遺伝子の多様性を保つ仕組みと考えられている。



一方、同じフウロソウ属でも、雄性先熟性を示さず、同花受粉を行うとされている種もある。これはその代表である北米原産の移入種アメリカフウロの花である。花の径は1cm足らずで、ヒメフウロよりも小型である。雄しべは、雌しべに接するように花の中央に集まっている。雄しべと雌しべの長さはほぼ等しく、やくが開けば、柱頭に同じ花の花粉が容易に付着するような位置関係になっている。ヒメフウロとは異なり蜜腺は持たない。このような同花受粉を行う種は、比較的、小型の花を持ち、かく乱を受けた立地に侵入して移入種となる種が多いと言われている。他花との交配を促進して遺伝子の多様性を高めることは犠牲にしても、同花受粉によってまずは種子を生産し、侵入先で増えていくほうが、このような状況では生態的に優先性が高いと考えられるので、理にかなった繁殖方法と言える。



これは雄しべが萎れ、雌しべの柱頭が大きく開いた状態のアメリカフウロの花。花粉はすでに見られないが、花粉は受粉可能な態勢にあるようも見える。最近の研究では、アメリカフウロにおいても、同花受粉でなく、他花受粉を行うことで、遺伝子レベルの多様性が予想以上に高く保たれていることも分かってきている。開花後の時期によって、同花受粉と他花受粉の両方を行う両掛け的な戦略を取っているのかもしれない。

今回、観察したヒメフウロの開花過程は、上記のゲンノショウコともアメリカフウロとも異なる特徴を持っている。ひとつの特徴は開花後すぐに雄しべが花粉を出して、全ての雄しべが花の中央に集まることである。この性質はアメリカフウロと共通するが、ヒメフウロでは雌しべはまだ短く、柱頭も閉じたままなので同花受粉には直結しない。

また、ポリネーターに関し、浅い花を持つゲンノショウコでは、ハナアブ類が主なポリネーターとされているが、ヒメフウロでは花の下部が筒状なので、ポリネーターも異なっているかもしれない。筒状の花から蜜を吸うためには、筒の入り口付近から口を差し込む必要があるので、雄しべのやくが花の中央に集まることは、むしろ訪花昆虫に効率よく花粉を付けることに役立っていると考えられる。

一方、開花が終わりに近づく頃には、雌しべもようやく長く伸びて、雄しべのやくの間から曲がった柱頭が外側に出てくる(この頃には、雄しべのやく自体が脱落してしまっていることも多い)。したがって、訪花昆虫から他花の花粉を受け取ることも可能かもしれない。さらに最後には、雌しべは雄しべのやくが集まった部分を突き抜けるようにして長く伸びるが、この時に雄しべの花粉を開いた柱頭の上に載せて伸びていくことも観察された。したがって、最終的には同花受粉によって種子を生産することが保証されているのかもしれない。

以上のようなヒメフウロの受粉過程に関する仮説は、現時点ではほぼ完全にスペキュレーションに過ぎない。分布域が広く、様々な形態的、生態的変異が報告されていることもあり、移入先での生態的条件が、自生地での生態的条件とは異なっていることも多いと考えられるので、ある場所での調査結果が、どれほど一般化しうるものなのかも保証がない。とても興味深いが、きちんと調べるには、やはり中々、難しい種だといえよう。
プロフィール

Author:forestplant
博物館で植物系の学芸員をしていました。大きな樹や森が好きで、その生態について研究してきました。最近は、デジカメなどテクノロジーの進化によって、誰でも簡単に、様々な観察をして、わくわくするような発見をすることが可能となりました。そんな、植物観察の楽しさを発信していきたいと思います。
なお、本ブログの文章、写真の無断転載を禁じます。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード